ドコモ、FOMA901シリーズを発表

901iシリーズ5機種が発表された。SH901iC、N901iC、F901iCがFeliCaに対応。全機種ステレオツインスピーカーを搭載したほか、着うたサイズの拡大や、メール最大添付容量が500Kバイトに拡大されている。
「正当進化」
第一印象はこうだ。今回は順当な成長をしたと言える。
着モーション・着うたの容量拡大、全機種3Dスピーカー&3Dエンジン搭載、メール添付容量アップ、FeliCa搭載*1、セキュリティ機能搭載、全機種AAC再生対応、全機種Gコード予約機能付きテレビリモコン搭載。
まさに正当進化・洗練化だ。


そしてなにより、今回はメーカー各社の個性が際立っているように見える。

  • 正当派を進化、デザインの洗練したN
  • カスタムジャケットを踏襲、P505iのような小さく軽いスタイルに近づきつつあるP
  • 指紋認証機能搭載、AAC再生機能強化、F
  • FOMA初のスライド式ケータイ、シンビアンOSを搭載して新境地へ向かうD
  • ASV液晶搭載、ビューアスタイルでも多彩な多彩な操作可能でエンタテイメント性向上のSH

デザイン路線、機能路線がそれぞれ分かれてきているが、基本となる部分がしっかりしているだけに、全機種魅力的となっている。さらに、900よりも待ち受け時間が長くなっているのには驚くしかない。


さて、前作900シリーズの不評点といえば、「着モーション・着うた」がメール着信に設定できなかったこと、動作が非常に遅かったこと(レスポンスが悪い)、メール添付で綺麗な画像を送れないこと、などがあった。今回はこれらに対してドコモがどのように対応してきているか。現時点では判明していないが*2、おそらく対応できているはず。


年末商戦の中では、全キャリアの中で最も魅力的になっていると思う。auvodafoneよりもはっきり言って、いい。auというブランドが力を伸ばしつつある一方で、FOMAというブランドも力を持ち始めている。今回のラインナップは、現在のFOMAブランドの名に恥じない、むしろFOMAブランドをより強力にできるまでの力を秘めたものだ。
私も、欲しい…

*1:P901iD901iFeliCaには対応していない

*2:最後者については、送信はできるが超高画質の受信はPCのみ可