業界研究#10:商社

昨日書けなかったので、もう一度書きます。まぁサラっとですが。


  • 業界概要

広辞苑の定義によると、「多様な商品を取り扱い、広範な機能を遂行する、我が国特有の携帯を備えた巨大卸売業」とされている。すなわち、商取引の仲介業が商社である。この商社は日本にしか存在しない業態となっている。仲介業と言っても、単に買い手を探すだけにはとどまらず、取引相手方の信頼度管理なども行うのが特徴である。
商社は、総合商社と専門商社に別れる。よく商社は「ラーメンからミサイルまで取り扱う」と言われるがまさしくその通りで、総合商社は本当に多種多様な物を扱う。一方、専門商社はある分野のみを扱う商社である。しかし、最近はこの定義も変わってきており、それは前者について顕著である。すなわち、総合商社が扱う物を絞り始めたのだ。以前のように、なんでもかんでも扱うような総合商社ではこれから先生き残れないのでは、という雰囲気が漂い始めたからだ。


  • 仕事

商社といえば、営業が花形である。ここで営業の主な流れを解説する。
まずは「売込み」。様々な取引先に商品の売り込みをするのだ。
続いて、「引合」。バイヤーより商社に対しての問い合わせのことだ。
引合を受けて、具体的な条件を提示するのが「申込」である。
その申込に対してバイヤー側が条件を提示したり、拒絶したりすることを「反対申込」という。
申込と反対申込を繰り返し、最終的に契約が成立するわけだ。
(…と書いてみたけど、なんだか普通の交渉ですね)


  • 求められる人材

まず、一番重要なことは、なんといっても語学力である。海外との交渉はザラであるし、取り分け中国との取引はこれから先さらに増えるであろう。
それに加えて、コミュニケーション能力、分析力、体力、精神力が要求される。
商社は、基礎的な能力が要求される分、それらひとつひとつの要求度が非常に高いのではないか、という印象を受けた。