業界研究#11:小売業

雨の中、説明会に行ってきましたよ。


  • 業界概要

小売業とは、エンドユーザーに対して直接商品を提供する業界のことである。メーカーから品物が消費者に直接届くわけではなく(最も最近はインターネットによるメーカー直販というものも存在するが)、一端卸売業に行ったあと、小売業へと移動し、そこから消費者へと届く仕組みになっている。
小売業にも様々な種類があり、ざっくり分類すると4つに分けることができるであろう。まず、"狭く浅く"商品を取り扱うのが「コンビニエンスストア」。生活に便利なものを、手軽に買えるようにしている小売業である。続いて、"広く浅く"商品を取り扱うのが「スーパーマーケット」。"狭く深く"商品を取り扱うのが「専門店」。専門店とは、例えば家電量販店であったり、ドラッグストアであったり、である。最後に、"広く深く"商品を扱うのが「百貨店」である。
これら小売業は、卸では出せないような、「個性」というものを出すように心がけているのが特徴だ。商品を売るだけなら、卸にだってできる。しかし、商品に加えて何かしらの「付加価値」というものを提供するようにしている。その付加価値の違いが、今日の小売業の勢力図と相関しているのである。


  • 仕事

小売業の仕事は様々である。花形はもちろんお客様と接するバイヤーであるが、他にも在庫管理、マーケティング調査、卸との交渉をするバイヤー、店舗拡大を考える経営企画など多様に渡る。普段接することの多い小売店だけに、イメージはしやすいのではないだろうか。


  • 求められる人材

上記のように、様々な仕事があるだけに、基本的なポテンシャルがより一層必要とされるだろう。加えて、エンドユーザー商売なので、なんといっても分析力が重要になってくる。時代の流れを理解し、いかにしてお客様のニーズを汲み取るか、がこの業界の根っこの部分であるだろう。