災害大国、日本を考えてみよう

タイトルではおっきなことを言っていますが、内容は、ただ思ったことをつらつらと書いただけです。あまり期待しないでください。


今年は本当に災害の多い年です。台風や地震による災害が大きくとりあげられています。
災害は防ぎようがないものです。もちろん防げるものもありますが、防げたのであれば害がないわけで、「災難」になります。そのような定義はどうでもいいのです。私が言いたいのは、比較的天災の可能性が高い日本において、これほどまでに危機意識が低いのはなぜか、ということです。
例えば今回の新潟中越地震で、地震保険に加入していた過程はわずか17%ほどです。ちなみに、阪神大震災の時に、被災者で地震保険に加入していた家庭は7%。日本って地震大国ですよ?なぜこの程度の対策ができないのか…。


私が住んでいる地域に、とてもとてもおいしい湧き水が出る場所があります。というか、ありました。その場所は道路に面しており、カーブになっています。非常にたくさんの人がその場所を訪れていました。
その場所について私の父は「あそこはカーブになってるから本当に危ない。絶対事故が起こる。潰すべきだ」と何年も訴えていました。しかし、そんなはずはないだろう、と地元も市もほったらかし。しかし、ついに2年前、事故が起きてしまいました。しかも、最悪の死亡事故。予測できていた事であったのに、防げなかったのです。父は「ほれみたことか」という気持ちと「もっともっと言っておくべきだった」という気持ちとでいっぱいになったそうです。その場所はコンクリートで埋められました。


はっきり言って、危険を予測し、あらゆるパターンに備えるとなると、膨大なコストと時間がかかりますし、それは無駄になってしまいます。しかし、無駄かどうかは、実際に災害が起こってからでないと分からないこと。その辺りが難しいのです。
ただ一つ言えることは、今の日本人は危機意識が低すぎる。起こってからでないと分からない。失ってからでないと分からない。もちろん自分も含めて。馬鹿なことです。